日商簿記2級を武器に派遣社員から税理士事務所正社員への転職に成功した話

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今からお話しするのは、うめスタが開校した当初の日商簿記2級講座受講生さんの実話です。
どこかから聞いた話ではなく、私(村松)が彼女と共にリアルタイムで体験したことをありのままにお話しします。
彼女は恥ずかしがり屋さんで匿名希望なので、仮にSさんと呼ぶことにします。

派遣という立場に将来への不安を感じていた

Sさんは、派遣社員として大企業の子会社で働いていました。
正社員と違い、いつ契約を切られるか分からない不安定な立場でした。
彼女の希望は、不安定な現状から抜け出し、正社員として安定した立場を得ることでした。
簿記の勉強も、その目標を達成する手段の1つとして取り組んでいました。
簿記の資格を取って履歴書に書き、少しでも就職を有利するためです。

一筋縄ではいかなかった簿記2級

日商簿記2級の勉強を始めた頃、日本商工会議所が試験範囲の改訂を発表しました。
試験を実務に近づけるためということで、かなり大がかりな改訂が行われました。
既存の出題項目が大幅に削除され、その代わりに3年間に渡って徐々に新しい項目が追加されるというものでした。
その渦中にあって、出題傾向が大きく迷走しました。
特にSさんが受験していた期間は難問が続いていました。
初めて受講相談に来られた時は、もうどう勉強したらいいのか分からないという状態でした。
勉強しても勉強しても、試験問題がさらにその上を行くという先の見えない不安。
早く合格して結果を出したいのに、それができない焦りと悲鳴が、言葉の端々から見て取れました。
なんとかしてあげたい!
そう強く思いました。
受講をきめてからのSさんの彼女のガンバリはすごいものでした。
派遣として働きながら、休日返上でうめスタに来てくれました。
彼女のガンバリに応えるため、質問に対してはできるだけ丁寧に説明しました。
問題集をすべて解き、過去問も問題集に載っているものはすべて解きました。
試験前日、出題確率の低い論点の問題を引っ張り出してきて解いてもらったりしたほどです。
その甲斐あって、次の試験でみごと合格されました。
彼女の喜びようは言うまでもありませんが、二人三脚でやってきた私にとっても格別な喜びでした。

合格を機に会計事務所に転職

日商簿記2級に合格後、1級の講座に進級したSさんは、同時に転職活動を開始しました。
2級に合格したことで簿記の面白さを知り、転職先を会計事務所に絞りました。
2級の勉強を始めた頃は、自分が会計事務所に転職を考えるなんて思ってもみなかったそうです。
経理の実務経験ゼロだと、会計事務所はなかなか採用してくれないという事情があります。
即戦力を求める事務所が多いため、どうしても経理経験者が優先的に採用されます。
履歴書を出しても出しても決まらない状況がしばらく続きました。
そこで、履歴書の書き方のアドバイスもさせてもらいました。
資格欄に合格した資格だけでなく、今1級の勉強をしていることや、将来的には税理士資格も取る意欲があることを書き添えるようにしました。
その意欲が伝わったのだと思います。
間もなく自宅から自転車で通えるところにある個人税理士事務所に、みごと採用が決まりました。
長年の夢が叶った瞬間でした。
Sさんから採用決定の報告を受けて、自分のことのように嬉しかったのを覚えています。

簿記で人生を変えることができる

Sさんの場合は、不安定な派遣社員から安定した正社員になるという希望が、会計事務所への転職という形で実現しました。
彼女が成し遂げたことを通して実感したのは、
「簿記で人生を変えることができるんだ!」
ということです。
簿記は専門的なスキルであるにもかかわらず、すべての業種で必要とされるという汎用性を持ち合わせています。
専門性を追求すれば、会計知識で独立開業もできてしまいます。
欲すれば道は開けるということなんですね。
これからも、簿記の勉強を通して1人でも多くの方の夢の実現をお手伝いをしていきたいと思います。
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