第149回日商簿記2級検定を振り返る

みなさん、こんにちは。
Net-School@うめだStudyの村松です。

先日実施された第149回日商簿記2級検定試験について
振り返ってみます。
合格率はまだ確定情報ではありませんが、15%前後にな
りそうです。
合格率は30%前後を推移している試験ですので、今回の
試験は合格率だけを見れば難しかった回と言えるでしょう。

合否の分かれ目は、第1問の仕訳問題と第4、5問の工業
簿記でどれだけ高得点が取れたか、その上で第2問、第3
問の部点をどれだけ積み重ねられたかです。

第1問は基本的な内容の仕訳問題でした。
(1)電子記録債権
(2)満期保有目的債券(端数利息の計算)
(3)建物の修繕工事
(4)新株発行の会計処理
(5)リースなど
いずれも問題文の指示が明確で、迷うことは少なかったの
ではないかと思います。

第2問は商品売買に関する勘定記入でした。
第144回の第2問で出題されたものと同型式の問題でし
が、ただでさえ煩雑な上に、仕入が外貨建、仕入れ単価の
計算が一番手間の掛かる移動平均法という内容でした。
受験生の戦意を喪失させる内容とボリュームで、解く前に
あきらめてしまった受験生も少なからずいたのではないで
しょうか。
そんな中でも、買掛金の勘定記入、商品勘定の左側、売上
高の計算など、取れそうなところを探して部分点を取りに
行く粘り強さが試されました。

第3問は本支店会計からの出題でした。
問題を見て、「まさか!」と目を疑った受験生が大半だっ
たと思います。
まったく対策していなかった方が多かったのではないでし
ょうか?
でも、問題をよく見てみると、本店の損益勘定が解答要求
になっていました。
支店の損益計算まで手を出すと、時間が掛かる割に解答箇
所が1カ所しかないので、非常に得点効率が悪くなります。
支店の損益計算を無視すると決断できかたは、本店の処理
だけに集中して10点くらい取れたのではないかと思いま
す。

第4問は直接原価計算の問題でした。
直接原価計算の深い理解が無いと満点は難しかっと思われ
ます。
資料7.その他のところに書かれている条件をシッカリと
読んで、与えられている各金額を変動費と固定費に正しく
分類できるかどうかが問われました。
製造間接費の予定配賦額の計算、配賦差異の処理なども指
示に従って正確にできたでしょうか?

第5問は工程別総合原価計算でした。
問題としては変なひねりもなく素直な問題でしたが、次の
点に注意して、正確に計算を進められたでしょうか?
(1)第1工程が平均法、第2工程が先入先出法
(2)第1工程の仕損は途中点発生なので両者負担
(3)第2工程の仕損品に処分価値がある
この3点に注意して計算できれば、満点を狙えたのではな
いかと思います。

第3問の本支店会計に関しては、
「あれだけ連結、連結と臭わせておいて、それかい!」
という感じですね。(笑)
まさに日商さんに裏をかかれたというところでしょうか。
賛否両論あると思いますが、いずれにしても次回の試験で
は連結会計の出題が濃厚になったということです。
十分な連結対策を取っていかなければなりませんね。

以上です。
ではまた。

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